2022年3月から日本も入国が緩和され、海外旅行にも行きやすくなったけど…、ネックになるのは、日本帰国の際に必須書類の『コロナ陰性証明』
不備があると日本上陸拒否にあう。という恐ろしい噂も。
メキシコのカンクンでの、入手方法や注意事項を、私の日本帰国の経験からお伝え致します。

入国に関する条件・対応は、とても変わりやすく、最善のつもりで動いても入国直前に変更があったりします…。
私も、2022年3月に帰国した際、カンクンを出て日本への移動中に入国状況が変わりました。(入国日、メキシコが入国後の強制待機指定国から外され、自宅待機扱いとなった)
決定事項の発表が2日前とかです…。
実家が千葉にあったので良かったですが、国内移動しないと自宅に帰れない人は予定が全て水の泡になるところです。
その為、現地出発前に必ず厚生労働省の水際対策のページはチェックするようにしましょう。
[日本入国PCR陰性証明]
- 厚生労働省が用意した、日本語のフォーマット(英語、スペイン語や他の言語もあり)
- ⇧上以外の任意フォーマット(必要情報が全て記入してあればOK。(ただし、英語)
カンクンで入手する際の注意事項
出発日が、月曜日や火曜日の場合は注意が必要です!
日本の陰性証明は、72時間前に検体採取が決まりです。
メキシコシティ経由の場合は、メキシコシティ発の時間から72時間前。
アメリカ経由の場合は、カンクン出発の時間72時間前。(2022/3月からアメリカ経由の入国は起点に含まれなくなりました)
PCRは結果が出るのが翌日(24時間以降)となる事が殆どです。
そして、カンクンの検査機関(Labo)は週末午前のみ、またはお休みの所が多いです。
外務省の出している日本式フォーマットが用意出来るLaboは、私が探した限りではカンクンでは1箇所。 他は、日本フォーマットで書いてくれる所はありませんでした。
どこのLaboも自社フォーマットでの発行が基本です。
記載事項に間違いがないか厳重にチェック!
記入漏れは勿論ですが、間違いが無いか、自分で1項目ずつチェックしましょう。
メキシコは、間違っている個所がある!と思ってチェックする位が丁度良いです。
パスポートNoはありがちですが、まさかの性別が間違ってたり…、検査月(年)が間違ってたり…ビックリする間違えが出てくるのがメキシコです。
日本フォーマットでない場合でも入国は可能ですが、情報不備があった場合は日本帰国便に乗れない可能性も…、日本帰国の航空会社がチェックインの際に陰性証明の不備が無いかチェックします。
日本入国PCR陰性証明の必須項目 『日本語 : スペイン語』
- 名前 :nombre
- パスポート番号 :numero de pasaporte
- 国籍 :nacionalidad
- 生年月日 :fecha nacimiento
- 性別 :sexo
- 検体採取日 :fecha del resultado
- 結果が出た日時 :fecha y hora de toma muestras
この中で、一般的な陰性証明に書かれていない事項は、Laboにお願いして追記して貰う必要があります。
国籍
結果が出た日時
この2項目が抜けている事が多いです。
結果が出た日時とか…、検体採取日があれば良いんじゃないの?と思う事項。
72時間前に検体採取が条件なんだし、結果出た日時なんて重要じゃないと思うのですが…。
あと、問題は医師のサイン
海外は検査機関のLaboにドクターは居ないのが普通。
検査責任者は、ドクターでは無く科学者になるので、医師のサインは出来ないと断られます。
→2022年3月:医師のサインではなく、検査機関Laboのサインで入国出来ました。
必要事項を追記してくれる『PCR検査機関』カンクン
2022年3月、カンクンのダウンタウンにある検査所で、自社のフォーマットに必要事項(日本入国の為)の追記をしてくれたLABOになります。
場所的にかなりローカルな場所となるので、旅行者の人には難しいかもしれません。
スペイン語OK、時間に余裕がある方向けです。

私の体験談となります。
受付の担当によって、対応が変わる可能性もありますので、必ず事前に確認をとって下さいね。
私はgooglemapの【問い合わせ】からWhasupで連絡を取りました。
スペイン語となりますが、とてもスムーズでしたよ!
こちらで出してくれた、必要事項追記して貰った陰性証明書。
きちんと、こちらが伝えた通り、情報を追加してくれました。
予約も検査も、とてもスムーズ。
(OPENの時間に予約。「予約時間の5分前に来てね。」と言われて行ったけど、誰も居ませんでしたが…その辺は許容範囲です)
結果も24時間以内で予定通り。
Whatsupで送ってくれるので、メールアドレスに届かなかった!って事もなく安心でした。
これで、完璧!と思ったけれど…良く見ると、英語の証明書と聞いていたのに、スペイン語も混ざってる…。 ベースはむしろ、スペイン語。

(一応、厚生労働省のホームページには任意のフォーマットの場合は、英語か日本語と書いてある)
大丈夫だとは思うけど…、日本に着いてから上陸拒否とかイヤだったので、日本語フォーマットを自分のPCで作成し、LABOのスタッフさんに説明してサインをして貰いました。
入国の際は、LABOのお姉さんサインの日本語フォーマット(自作)で問題なくクリア。
2021年に入国した際も思いましたが、医師のサインといいながらも、それを証明するものなんて無いし、電話で1つ1つ確認する訳でもない…。
変なところに拘りすぎな日本のルール。
一般的な情報が記載されたLaboで出してくれた陰性証明で良いじゃん。と思うんですけどね。
早く改善される事を祈ります。
出発地の医療・検査機関では厚生労働省の所定フォーマットで検査証明 を取得できないなど、やむを得ない事情がある旅客については、任意のフォーマット の提出も妨げられませんが、有効な検体や検査方法等、検査証明書へ記載すべき事項 が満たされている必要がありますので、 有効と認められる検体及び検査方法等の所定の事項を十分にご確認願います。 検査証明書の記載内容に記入漏れ等の不備がないか十分にご確認願います。 任意様式の場合には検体、検査方法等の必要事項該当箇所にマーカーをするなど、 検査証明書の確認が円滑に行われるよう、ご協力をお願いいたします。
厚生労働省:水際対策
2022年。
私は結局、日本フォーマットで提出をしましたが、任意フォーマットの場合は必要項目にマーカーなどすると良いらしいです。
私が入国した時の雰囲気ですと、一部スペイン語の任意フォーマットだったとしても、恐らく大丈夫な感じでした。 空港の職員さん、皆さん親切で丁寧な対応でありがたいです。

もう1件。
カンクンホテルゾーンにある病院。
365日、24時間対応と書いてあるこちらも、問い合わせをしたら、必要事項の追記OKと返事を貰いました。
ただ、私は値段がダウンタウンのLABOの方が安かった為、こちらは利用しませんでした。
ここは、英語の対応も大丈夫なようです。
場所的にもホテルゾーン内となるので、旅行者の方でも行きやすかもしれません。
参考までに。
子供の陰性証明は必要か??
子供も検査証明書を取得するようにお願いしています。 ただし、多数の国において、当該国の制度として未就学の子供には検査を実施して いないことも勘案し、検疫においては、個別の事情をお伺いした上で、同居する親等 の監護者に帯同して入国する未就学(概ね6歳未満)の子供であって、当該監護者が 陰性の検査証明書を所持している場合には、子供が検査証明書を所持していなくても よいものと取り扱うこととしています。
との事ですので、6歳くらいまでのお子さんであれば、陰性証明が無くても大丈夫なようです。
私が聞いた範囲でも、小さな子供の居る友人家族は子供の陰性証明無しで皆んな日本入国出来ています。 うちの子は、10歳オーバーになるので、大人と一緒で陰性証明が必要なので、出費が痛い。
海外で日本基準の証明書を用意するのは、思っている以上に神経と労力を使います。
まだ、メキシコまで来る日本人の数は少ないですが、少しずつ戻ってきてくれる事を祈ります。